BIPROGY グループのグリーンデジタル＆イノベーション株式会社は、オフィス空間や休憩スペースなどの人々が集まる場所を目的・用途・広さに合わせて木質化する「空間創造サービス」を提案・提供しています。

2024年4月には、空間創造サービスのコンセプトを表現した「キイノクス ショールーム」が完成いたしました。BIPROGY株式会社豊洲本社（東京都江東区豊洲1-1-1）の1Fに新設されたショールームの展示や特長をご紹介します。

キイノクス ショールーム 360°映像

木質化空間の魅力を体験できる「キイノクス ショールーム」

空間創造サービスは、目的・用途・広さに合わせた木質化による場づくりをコンセプトにしています。キイノクス ショールーム内には上質で高級感あふれる「サロンゾーン」、落ち着いた雰囲気でリラックスできる「ウェイティングゾーン」、開放的な空間で会話が生まれやすい「コミュニケーションゾーン」の3つのゾーンを設けました。これらゾーンから1つを選択、もしくは組み合わせることで、オフィスのロビーや休憩スペース、金融機関や介護施設など、あらゆるシーンにマッチした木質化空間の創造を提案します。

サロンゾーンの特長

サロンゾーンは、上質で高級感のある空間として設計されています。色合いはダークトーンを基調とし、照明をやや暗めの暖色系に設定することで、ゆっくりとくつろげる雰囲気を創出しました。空間の一部には、木材以外の素材も取り入れられており、陶器質タイルや鏡などがアクセントとなっています。想定される利用シーンは、ホテルや空港のラウンジのほか、緊張をほぐす上質な空間であるため、金融機関やオフィスの応接スペースなども考えられます。

サロンゾーンを象徴する設備は、天板にケヤキを採用したカウンターです。天板は重厚感のある色合いとなっており、サロンゾーンのシックな雰囲気と相まって、落ち着いた会話を楽しみたいときや“軽く一杯”のシチュエーションにも適しています。

ウェイティングゾーンの特長

ウェイティングゾーンは落ち着きと癒しをコンセプトにした空間です。一人でいても快適に待ち時間を過ごせるように設計されました。座席の配置は視線が交わらないように配慮されており、一人ひとりがリラックスできる環境をご提供。利用シーンは、金融機関や行政機関、医療施設や公共施設などの待合スペースを想定しています。

ウェイティングゾーンの特徴的な設備は木製サイドテーブルです。サイドテーブルは飲み物やノートパソコンなどを置くスペースとして活用可能。持ち運びがしやすいこともポイントで、シチュエーションに合わせた最適なレイアウトを組み、複数人での利用も可能です。

コミュニケーションゾーンの特長

コミュニケーションゾーンは、カジュアル&オープンをコンセプトにデザインされました。設備や照明などを明るい色合いに統一することで、利用者が活動的になるような雰囲気を醸し出しています。ポジティブなコミュニケーションを促進したり、利用者がリフレッシュできたりする空間を目指しました。利用シーンはオフィスや商業施設の休憩スペースのほか、福祉施設のロビーや多目的スペース、医療施設の談話室など、多岐にわたります。

コミュニケーションゾーンの特徴的な設備は、六角形のコネクトテーブルです。中央には植栽が設置されており、会話が弾み、リフレッシュもできる雰囲気をつくりだします。また、テーブルは6分割できるため、さまざまな使い方が可能。中央の植物を囲むような配置だけでなく、目的やイベント内容に応じて、ビュッフェスタイルや対面式のレイアウトへと変更することができます。

【キイノクス ショールーム】木質化空間の特長

キイノクス ショールームでは、木質化の魅力を“五感”で感じられる工夫を空間全体に施しています。壁面に施されたスギ製のスリットは単なるデザインではなく、調湿と空気浄化を向上させる役割も持たせました。スリット加工を施すことで断面積が増加し、調湿効果が増します。さらに、空気中のホルムアルデヒドなどの有害物質を吸収・分解させる国産スギの性質が作用しやすくなるため、室内にいる人の集中力がアップしたり、心身をリフレッシュさせたりする効果が期待できます。

天井には木質ルーバーを取り入れ、奥行きや立体感のある空間を演出。自然素材のルーバーを天井に用いることで、見た目にも圧迫感を出さず、空間に特別感をもたらしています。

壁面のウッドパネルは、未利用材をデザインの一部として活用したり、廃木材を組み合わせたりしているのも特徴です。ピンホール付きの木や、割れたり反ったりしている木材にも装飾材としての価値を見出しました。本来であれば廃棄されるはずの材に新たな価値を持たせ、そのままの形で壁材として使うことで、加工にかかる余計なエネルギーを削減。環境への負荷が少ない大変サスティナブルな内装材です。

聴覚に対するアプローチとしては、森林の自然音と人間の耳では聴こえない高周波音を発生させる無指向性のスピーカーを設置。森の“原音”と“空気感”を再現することで、安らぎと心地良さを与えます。さらに、嗅覚に対するアプローチとして、アロマディフューザーを導入しました。木が持つ素材本来の香りをベースにアロマディフューザーの香りを加えることで、効果を最大化。心を落ち着かせる森の香りを空間全体に広げることで、音響との相乗効果も生み出します。

また、キイノクスの商品やラウンジ設備の一部は、大規模な工事を必要としない“無施工”仕様になっており、導入時だけでなく、撤去や移転の際もコストを抑えることが可能。施行に時間を要するフローリングも“置くだけ”で導入できるなど、場づくりにかかるリソースを削減することで、短時間・低コストの木質化空間づくりを実現しました。

木質化されたナチュラルな空間を目で楽しみ、木の温もりを手で感じ、自然の音や香りに包まれる。木の魅力を五感で体験できる「キイノクス ショールーム」は、BIPROGY株式会社豊洲本社（東京都江東区）にて、常時展示中です。見学をご希望される場合は、お申し込みフォームよりご希望日時をご連絡ください。

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