2024.08.01【キイノクス導入事例】シェアオフィスに快適な木質化空間を提供「WAW品川インターシティフロント」

“人と向き合い、街をつくる”をコンセプトに不動産事業を手掛ける日鉄興和不動産株式会社が、ドロップイン型シェアオフィス「WAW品川インターシティフロント」を2024年4月1日にオープンさせました。WAW品川インターシティフロントはさまざまな仕事のシーンや人数に対応できるフレキシブルなスペースを提供する施設で、JR品川駅ペデストリアンデッキ直結という好立地にあります。デザイン性に富んだ少人数用の会議室や1人用完全個室、自由で柔軟なワークスタイルを実現できるレンタルルームなどを備えており、会議室にはキイノクスのオフィス家具を導入いただきました。

木質化された会議室をつくる試みは、シェアオフィスにどのような影響を与えたのでしょうか? 日鉄興和不動産株式会社　賃貸事業本部リーシング推進部の石森嵩彬さんに、キイノクス導入の経緯や効果、利用者の感想などを伺います。

【導入商品】
フリーアドレステーブル「freemo」　1台
（幅3900 mm×奥行1200 mm×高さ720mmのオーダーメイド）
チェア「soegi」　８脚
置くだけフローリング「flood」

サステナブルな取り組みに惹かれてキイノクスを導入

――キイノクスを導入されるまでの経緯をお聞かせください。

キイノクスの木製家具を知ったきっかけは、BIPROGY株式会社の役員の方からの紹介です。お話を伺った際は、とくにサステナビリティの面で興味を持ちました。施設の計画として木製のオフィス家具を探していたわけではありませんでしたが、もともとWAW品川インターシティフロントにはさまざまなバリエーションの会議室をつくる構想があったので、導入を決めました。

完成した会議室に初めて足を踏み入れたときは、その雰囲気のやわらかさに驚いたことを覚えています。部屋に入った瞬間、木の良い香りがして、ほかの会議室と比べてリラックスした空気感が心地良かった印象です。この部屋なら、長時間の会議によるストレスも軽減されそうだと感じました。視覚的にも洗練されたデザインですし、人気が出るんじゃないかと期待できました。

木のぬくもりが感じられる会議室は利用率が高い

――木質化された会議室について、利用された方からの感想をお聞かせください。

大変ご好評をいただいております。利用された方とお話しする機会がこれまで何度かありましたが、木製デスクに触れて「うちのオフィスにもこういう場所があったらいいな」とおっしゃっていたり、木の香りを気持ち良さそうに嗅いでいらっしゃったりと、非常にポジティブな印象を抱いてくださっているようでした。

WAW品川インターシティフロントはオープンしてまだ3～4ヶ月というところではありますが、キイノクス導入により木質化された会議室は、ほかの会議室よりも利用率が5%ほど高いですね。通常、レンタルオフィスの会議室は窓付きの部屋が好まれるのですが、キイノクスを導入した部屋には窓がありません。それでも人気が高いことを考えると、自然光がない、ともすれば閉鎖的に感じられるというデメリットよりも、木のぬくもりや香りが心地良いというメリットの方が上回っているのでしょう。ちなみに、窓なしで8人利用という同条件の会議室と比べると、利用率に1.65倍もの差が出ています。

用途としては、チーム会議やブレストなど社内ミーティングで使用されるケースが多いと思われます。利用時間は3〜5時間ほどで、ほかの会議室よりも長い傾向です。長時間利用されているのは、木質化空間のリラックス効果が影響しているのではないでしょうか。商談での利用も少なからずあるのですが、その際には「木の良い匂いがしますね」など、部屋自体がコミュニケーションの糸口になっていると聞きました。木を嗅覚や視覚で感じられることが会話のきっかけとなり、アイスブレイクに繋がっているようです。

また、利用される方はカチッとフォーマルな雰囲気よりもカジュアルな業界の方が多いと感じます。広告系の企業の打ち合わせやテレビ関係の企画会議、撮影などに使用されることもあり、木質化空間にいることでアイディアが生まれることを期待されているのかもしれません。実際に通常の会議室よりも視覚や嗅覚、触覚を刺激される空間のため、クリエイティブな職種の方が好んで利用されているのだと思います。

オフィス木質化のメリットは環境への配慮と生産性向上

――オフィス空間や会議室の木質化には、どのようなメリットがあるとお考えですか?

木質化のメリットとして挙げられるのは、環境への配慮、リラックス効果、コミュニケーションの活性化などでしょうか。とくにリラックスできる環境が生産性を向上させることは、オフィスにとって大きな利点だと考えています。従来のオフィスにはないナチュラルかつ洗練されたデザイン性、木のやわらかな手触り、部屋に足を踏み入れた瞬間に感じる木の良い香り……空間のすべてが五感を研ぎ澄ませてくれる場所だと言えるでしょう。

コミュニケーションの面でも、同じ会社の従業員間だけでなく、クライアントとの対話を円滑にする効果も期待できます。自然素材が持つぬくもりは初対面の緊張をやわらげますし、独自性のある木のオフィスは会話の糸口としても機能してくれることでしょう。木質化されたオフィスは、商談のスムーズな進行にも一役買ってくれるのではないでしょうか。単なるインテリアの範疇にとどまらず、ビジネスに利益をもたらす、木質化にはそのようなメリットもあると思います。

多種多様な働き方を可能にするシェアオフィス

――オフィス空間づくりに対するこだわりや想いをお聞かせください。

当社のシェアオフィスWAWは、2019年から日本橋にて第一号施設をオープンし、WAW品川インターシティフロントで５店舗目となります。当社はオフィスビルや分譲住宅、物流施設、ホテル等の開発、運営を行う不動産会社で、本WAWに隣接する品川インターシティも当社が開発に関与した施設です。

本WAWは、ターミナル駅である品川駅至近の立地を活かし、多くの品川エリアを利用する方のWEB会議やリアルな会議・セミナー等に活用されることと、品川インターシティをご利用になるお客様の利便性向上を目的に開設致しました。

コロナ禍を経て、働き方が多種多様になっていく中で、これまで提供してきたオフィスに加え、本WAWのスペースをフレキシブルに利用いただくことで、より利便性の高いまちを提供していきたいと考えています。

本WAWは個人の利用からTIMEWORKサービスでの法人利用まで幅広く利用いただけます。キイノクスの会議室はじめ、什器が移動できるレンタルスペースや１人用のWEB会議個室等様々な場面で利用いただける空間を用意しておりますので、ぜひご利用いただき、フレキシブルな働き方の一助にしていただきたいと考えております。