コラム
キイノクスの取組に関するコラムを配信しております。

2024.06.21スモールスタートでオフィスの緑化と木質化に取り組む方法

矢作建設工業株式会社本社サロンスペース

観葉植物の設置や木を活用したインテリアなど、自然が感じられるオフィス空間は、オシャレなだけでなく、リラックス効果やパフォーマンス向上にも期待できると言われています。自然を感じるオフィス環境をつくる方法は、自分のデスクに生花や小さな鉢植えを置くなど、個人として始められることも多いでしょう。しかし、会社として取り組む場合は、何から始めたら良いのかイメージできないという声をよく耳にします。自然を感じるオフィス環境づくりについて、まずはどんな方法があるのか、知ることから始めてみるのはいかがでしょうか? 今回の記事ではオフィスの木質化と緑化の始め方などをご紹介します。

オフィス「木質化」のスモールスタート

大規模な予算をかけてオフィス環境を一新することができれば素晴らしいですが、実際にはなかなか難しいかと思います。オフィスデスクを木のぬくもりが感じられるものにすると、リラックス効果が高まり、生産性も向上すると言われていますが、デスクをまとまった数量で新たに購入するとなると、大きなコストがかかってしまうことでしょう。このような課題を解決する方法のひとつとして、今使用しているデスクをそのまま活用しつつ、木質化できる商品があることをご存知でしょうか?

キイノクスの置くだけオーダーメイド天板「WOWBLE」は、既存のデスクの上に“置く”だけで、簡単にオフィス空間を木質化することが可能。天板が木に変わっただけで、驚くほど明るく、心地良い空間になります。

WOWBLEの詳細はこちら

オフィス「緑化」のスモールスタート

オフィス緑化に初めて取り組む際は、植栽のレンタルがオススメです。いざオフィスに観葉植物を取り入れようとすると、どんな品種をどのくらい導入したらいいのか、どこで植物を手に入れたらいいのか、誰がお世話するのか、枯れてしまうのではないかなど、わからないことや不安なことが次々に出てくると思います。そんな疑問や不安を一手に解決してくれるのが、植栽のレンタルサービスです。

自社で観葉植物を購入して、オフィスに設置する場合は、導入する植物や数量のほかに、いつ、誰が、どのくらいの頻度で水やりやメンテナンスをするのか、といったことを決めなくてはなりません。しかし、レンタルの場合、これらの心配事はすべてプロにお任せすることができます。

植栽のレンタルは、植物の種類だけでなく、どのくらいの大きさが良いかなど、予算や規模、イメージに合わせて好みのものを選ぶことができますし、ご要望に応じて提案してくれるサービスもあります。手軽に始めたい場合は、5~10鉢くらいのプランターをレンタルするのがオススメです。背の高い大きな植物を置いてみたい場合は、1,5~1.7m程度のものを予算に合わせて少しずつ入れていくのも良いでしょう。

植栽のレンタル価格は、主に大きさによって変わります。屋外の木々に比べ、室内で育つ観葉植物は成長が遅いため、背の高いものほど価格が高くなるのが一般的です。大きな観葉植物を置きたいけど、価格をおさえたいという場合は、50cm程度の高さのものをベンチやサイドテーブルの上に置くことをご検討ください。価格をおさえつつ、実際の植物の高さよりも高い位置で目に入るため、1m以上の高さがある印象を与えることができるでしょう。

植栽は、並べて配置するとパーテーションの役割を持たせることもできます。植栽の取り入れ方次第で空間が広く感じられますし、空間に新たな意味や役割を持たせることも可能です。働く環境を今よりも快適にするため、上手に植栽を取り入れてみてください。

オフィス用の植栽レンタルはメンテナンスとセットがオススメ

ヤハギ緑化株式会社本社執務スペース

オフィスに置かれた観葉植物は、野外の自然な環境と異なる環境のため、世話をしないと枯れてしまいます。オフィスの特殊な環境下におかれる植物の管理は難しいため、レンタルとメンテナンスをセットで依頼するのがオススメです。

自宅で行う観葉植物のメンテナンスは楽しいのですが、オフィスの植物には自宅とは違った難しさがあります。自然光の入らない環境の場合は、照明を点けておかないと葉が落ちてしまいますし、水やりのタイミングや量が適切でないと枯れてしまうこともあるのです。季節や湿度、土や鉢の形状によっても必要な水の量は変わってきます。観葉植物が枯れにくい状況をつくり、長く楽しむためには、メンテナンスのプロフェッショナルが最適なケアをする必要があると言えるでしょう。

メンテナンスにかかる費用は、植栽の種類や取扱業者によって様々ですが、プランターであれば1鉢あたり月額5,000円未満から始められます。自社で購入した植物のメンテナンスのみを外部に依頼することもできるので、なかなかうまく育てられない場合は検討してみてください。

植栽レンタルのメリットとデメリット

植栽をオフィス空間に導入する最大のメリットは、空間に緑が加わり、働く環境が良くなることです。その植栽を、購入ではなくレンタルで導入するメリットは、“枯れたら補償してもらえる”ことだと言えるでしょう。

前述のとおり、オフィスでの観葉植物の管理は難しく、光が足りなかったり、エアコンの風にさらされて乾燥してしまったり、水をあげすぎた、あるいは足りなかったなどの理由で、枯れてしまうことがあります。植物が枯れてしまうのはとても悲しいことですが、それに加え、枯れた植物の土や鉢を誰かが廃棄しなければなりません。

一方で、レンタルとメンテナンスをセットで依頼していると、プロが季節ごとに最適なメンテナンスを行ってくれるので、オフィスという特殊な環境下でも、活き活きと美しい状態の緑を長く楽しむことができます。

植栽レンタルのデメリットは、導入とメンテナンスにコストがかかる点です。導入する植物そのものの費用とメンテナンスの費用のほか、どのようなかたちで植栽を導入するかによっても、価格は大きく変わります。例えば、壁面を覆うような緑の壁を導入するのであれば、工事や設置の費用がかかりますし、シンボルツリーになるような大きな植栽を導入する場合は、オフィス内のレイアウトを変更しなければなりません。その分のコストも合わせて必要になるため、導入にかかる費用とランニングコストを含めて予算設定しておくのが良いと思います。

オフィスのシンボルツリーになる「グリーンピット」の詳細はこちら

まとめ

雨の日にはいつもよりも木の匂いが香ってきたり、晴れの日には光を浴びていきいきと枝や葉を広げる植物に清々しさを感じたり、私たちは無意識の中で、木や植物と会話しているのかもしれません。リラックスして仕事に取り組んでいると、いろいろな気付きが生れたり、人や物事が繋がったりなど、働く空間が豊かになっていきます。大規模な改装はできなくても、まずは無理なく始められる範囲から、働く空間に木や植物を取り入れて、木質化や緑化の効果を実感していただければと思います。

 

*本コラムのオフィス緑化の取り組みについての内容は、ヤハギ緑化株式会社 緑化事業本部の赤藤恵司さんに監修いただきました。

Contactお問い合わせ

キイノクスへご興味をもっていただきありがとうございます。
ぜひお気軽にご相談ください。