コラム
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2024.02.07【キイノクス オフィス導入事例】働きやすい環境を目指した木質化リノベーション「新興建築サービス」

建築施工図のプロフェッショナル技術者の派遣や建築施工管理、資産設計提案業務などの事業を展開している有限会社新興建築サービスは、健康経営や女性活躍推進の取り組みなどが評価され、令和5年度「足立区ワーク・ライフ・バランス」3つ星認定企業に選出されました。2023年11月には、従業員がより安心して働ける職場環境を目指し、本社オフィスの木質化リノベーションを実施。キイノクス オフィスの個人用ワークデスク「simo」やワークブース「WOOBO」、植栽テーブル「Green Pit」などを導入され、“木のオフィス”として生まれ変わりました。

これまでメラミン樹脂のオフィス家具を使用されていたという同社は、なぜオフィスの木質化に着手したのでしょうか? 実際に使用して感じた木質化のメリットとは? 代表取締役社長の及川晃一さんにお聞きします。 

及川晃一 プロフィール
代表取締役社長 CFP🄬・一級ファイナンシャルプランニング技能士
東京都足立区出身。明治大学商学部商学科卒。大学在学中、リーマンショックの最中にアイルランド留学。ホームステイ先のホストファーザーから金融に関する知見を得て、投資や資産形成を開始。
大学卒業後、当社入社。飲食事業、IT事業の立ち上げや建築施工図の現場勤務を経て2019年当社代表取締役社長に就任。建築施工図の人材育成、人材派遣を主事業としながら、CADスクール運営やFP相談業務を手掛けている。

 

“木のオフィス”をコンセプトに木質化リノベーションを実施

――キイノクス オフィスを導入されるまでの経緯をお聞かせください。

キイノクス オフィスを導入しようと思った理由は、主にふたつありました。ひとつはオフィスが古くなってきたので、より快適に働ける空間にリノベーションするため。もうひとつは、建築の施工図を短時間で習得できるCADスクールを3月に開校するので、そのための空間づくりです。

オフィスリノベーションの検討段階からキイノクスの商品は候補に挙がっておりまして、国産木材を使用しているので“素材の信用”があったのと、オーダーメイドでサイズを調整可能なことに惹かれました。

導入前にキイノクスの商品に直接触れる機会もあったのですが、一般的な家具メーカーの商品とは品質が全然違いました。木の香りがすごく良くて、視覚以外だけでなく嗅覚にも良い刺激を与えてくれるのが素晴らしいなと思って、導入を決意しました。

また、弊社のオフィスは1階と2階がメゾネット風に繋がっているので、同じ空間の中に執務室とCADスクールが同居することになります。全体的に違和感がない空間にするためには、デザインの統一も必須だと考え、キイノクスの商品にあわせて内装のコンセプトは“木のオフィス”に決めました。床材や壁紙、天井もこの機会にすべて改装したんです。

オフィスリノベーションの目的は働きやすさの向上と人材採用の強化

――キイノクス オフィスに対しどのような効果を期待して導入されましたか?

弊社にとって一番働きやすい環境というのは、日本由来の木を使った木質化空間だと考えましたので、従業員のモチベーションアップに期待しています。今までメラミン樹脂のオフィス家具を使っていたので、何もかもが一新された感じですね。

それと、採用で若い人材が入ってきたときに、「この会社のオフィスは素敵だから頑張ってみよう」という気持ちになることも期待しました。採用に関してはこの新しいオフィスで既に何度も面接をおこなっていて、内定も出せて若い人材の入社に繋がったので、効果としてはすでに表れているのかなと思っております。近代的ですごくおしゃれな見た目で、モダンな感じもする空間に仕上がったので、求職者の方に“視覚と嗅覚で良い印象を残せている”という実感がありました。

オフィス空間を洗練させることは、人材を定着しやすくするためにも必要だと思いますし、CADスクールの集客にも効果があると考えています。新しく生まれ変わった“木のオフィス”は、弊社のInstagramで随時発信していて、今後は採用ページでも紹介していく予定です。カーボンニュートラルにも貢献できる国産木材を使ったオフィスが、多くの方々の目に触れ、弊社に興味を持つきっかけになれば嬉しいですね。

木質化・緑化されたオフィスのメリットとは?

――キイノクス オフィスを利用した感想をお聞かせください。

“ここに居たい”と思うような空間に仕上がりました。もちろんオフィスなので、仕事はしないといけないですけど(笑)、居るだけで癒されているという実感があります。ですが一方で、改装して寂しいという気持ちもありました。実はこのオフィスは先代である父がつくりあげてきた空間だったので、愛着もありましたから。

でも、新しいオフィスで働いている従業員からは、「木や緑に囲まれて働けるので気分が上がる」「モチベーションも上がる」とか「オフィスの雰囲気が一変したので新鮮な気持ちで働ける」などの声が多いので、今では改装して良かったという気持ちの方が強いです。

来客された方からもご好評で、入ってきた瞬間に「木の良い香りがしますね」という感想をいただくことが非常に多いです。嗅覚だけでなく視覚でも和むので、落ち着いた雰囲気でお打ち合わせできているという実感もあります。 とくに気に入ったキイノクス オフィスの商品は、ワークブースの「WOOBO」と植栽テーブルの「Green Pit」ですね。 

WOOBOはオンライン会議で使用することが多いのですが、打ち合わせ相手から「どこにいるの?」と聞かれることが多くて、「会社だよ」って言うとみんな驚きます(笑)。WOOBOの中は、前からも下からも間接照明で照らしてくれるので、顔映りが大変良いです。相手にもしっかり見えることによって、受け答えがしやすいという印象もあります。あと、弊社は個室が少ないので、携帯電話で話すときに重宝しています。防音性に優れていますし、空間としても落ち着くので使い勝手が良いです。 

植栽テーブルの「Green Pit」は、オフィス内での打ち合わせに使用しています。植栽を囲う形で話をするのですが、相手との距離感が近すぎず遠すぎず、なおかつ相手の目を見て話すことができます。緑の和やかな雰囲気で癒されますし、絶妙な距離感が保たれてリラックスしながら会話できるので、仕事をするうえでとても役立っています。植栽の手入れも案外しやすくて、10日に1回くらい水やりするだけで済んでいます。

 

今後はCADスクールでも使用する予定で、図面を広げてチェックしたり、リラックススペースとして活用できたりすると考えています。メリハリがつく空間を備えることで、よりスクールに励んでいただけるのではないでしょうか。

キイノクス オフィスの商品を実際に使用して気になった点としては、無塗装の木材を使用しているということで、水拭きできないことですね。水分がつかないようにコースターを使ったり、机の上で麵類を食べないにしたりと気を遣うことがあります。ある意味、それだけ大事に使おうって気持ちになっているのは良いことかもしれませんね(笑)。

それと、キャビネットの扉だけは塗装を依頼したのですが、1週間ぐらいは匂いが気になりました。事前に聞いてはいたのですが、想定よりも匂いが強くて、換気に手間取りました。その後はスギの良い香りがしたのですが、導入当初はその香りを感じられなかったのが少し残念です。

気持ちよく過ごせるオフィスを目指してたどり着いた木質化と緑化

――オフィスの木質化や緑化に対するこだわりや想いをお聞かせください。

弊社の業務はパソコンで図面を書くことが主なので、目に負担がかかります。従業員の働きやすさを追求するには、その問題から目を背けるわけにはいきません。そこでたどり着いたのが、オフィスの木質化と緑化でした。

ふっと横に目をやると、目に優しい緑があって、木があって、癒される。自分が仕事をしている場所のすぐ近くに木や植物があるっていうのは、本当に素敵な環境だと思ったんです。実際に目の疲れが軽減されたという感覚はあります。気持ち良く働けるオフィスをイメージしたとき、木と緑以外の選択肢はありませんでした。全ての方々が気持ち良く過ごせる場所を目指す、オフィスづくりで一番大切なことではないでしょうか。今後、10年20年経ったとき、木の色合いがどのように変化して、どんな風格が出てくるかというのも楽しみです。

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