コラム
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2023.08.01【キイノクス オフィス導入事例】コミュニケーションを促す木質化空間「大日本印刷株式会社」

大日本印刷株式会社(以下DNP)は地域の住民や自然との共生と、より良い未来を実現する新しい価値の創出に向けて、本社がある東京・市谷地区の再開発を推進。その一環として、2023年にDNP市谷加賀町第3ビルのオフィス空間を構築されました。

その際にキイノクス オフィスの木製什器「フリーアドレスデスク」と「置くだけフローリング」、コクヨ株式会社とのコラボで開発した可動式の間仕切り「パーテーションflow」を導入。“健康経営オフィス”を目指す施策のひとつとして、コミュニケーションエリアの木質化に取り組みました。

オフィスの木質化は、そこで働く人々にどのような影響を与えたのでしょうか? キイノクス オフィスの木製什器に期待したこととは? オフィス設計を指揮されたDNPのファシリティマネジメント推進部・松野晶水さんに伺います。

 

 

ファシリティマネジメント推進部
市谷サイトマネジメントグループ
グループ長
松野晶水さん

 

コミュニケーションエリアを木質化した狙いとは?

――キイノクス オフィスの木製什器はどのような効果を期待して導入されましたか?

「フリーアドレスデスク」は、コミュニケーションエリアに設置しています。自分の部署の執務エリアから少し離れたところにあって、リフレッシュしながら「対話」を促すエリアなので、気軽に会話できたり、心を休めたりといった“生の木”が心にもたらす影響を期待しました。あとは純粋にデザインが気に入ってます。また、各部署での共同利用が可能なコラボレーションエリアには「置くだけフローリング」を導入しました。

 

 

コミュニケーションエリアの計画にあたって、とくにこだわったのは、「パーテーションflow」という可動式の間仕切りです。もともと間仕切りは、自由に動かせて、“木”が感じられるものにしたいと考えていたのですが、なかなかイメージに合うものがなくて……。

そこで、コクヨとキイノクスに、それぞれの間仕切りの長所を兼ね備えたコラボ製品はつくれないか?と相談したんですね。その結果、できあがったのが国産木材を活用した可動式の間仕切り、「パーテーションflow」というわけです。

両社とも積極的に開発に取り組んでいただいて、大変ありがたかったです。完成品を見た時はかなり良い形に仕上がったと思いましたし、こだわった分だけ、思い入れも強いですね。

オフィスの木質化で心のケアの効果も

――オフィスの木質化や緑化には、どのようなメリットがあるとお考えですか?

一番のメリットは、心のケアにもなり得ることだと考えます。

弊社は2009年から本格的な市谷地区の再開発を進めて、首都圏の営業・企画部門等の社員が集結しており、2023年現在で約10,000人もの規模となっています。対話と協働を深めるために間仕切りのない大空間のオフィスとなっていますが、座ったときには人の視線が気にならないよう目線の高さに木や緑をところどころに配置しています。

私が間仕切りの“木感”にこだわったのも、木や緑には「やすらぎ」や「なごみ」などの心のケアをもたらすと思ってのことです。過去に実施した従業員アンケートでも「オフィスに緑を採り入れて欲しい」という意見が挙がっていたので、この機会に採り入れたいと思っていましたね。

木の香りが漂うコミュニケーション空間

――木製什器を用いたコミュニケーションエリアの感想をお聞かせください。

全社員の声は、これからアンケートを取って集計する予定ですが、コミュニケーションを高める“場”として、とても好評です。今までの弊社オフィスとは明らかに異なる空間なので、「うちの会社じゃないみたい」という驚きの声が多く、すでに多数の社員が利用しています。お昼前後や夕方などの利用が多く、それ以外の時間帯でも、ちょっとした打ち合わせに使われていますね。コミュニケーションが促されているということも、見ていて感じました。

私個人としては、もともと木の香りが好きだったこともあって、とても落ち着く空間になったと思います。コミュニケーションエリアに行くとスギの香りが漂ってきて、落ち着く空間だなって(笑)。

導入して4ヶ月ほど経過しましたが、とくに不具合もなく、破損して怪我をするといった心配もなさそうです。施工も丁寧にやっていただけたので、本当にお世辞じゃなく、今のところ不満はないですね。今後、長期にわたって、使い勝手がどう変化していくかということは気になっています。

目指したのは満足度を高めるオフィス

――オフィスづくりに対するこだわりや想いをお聞かせください。

今回のオフィス計画では、働く人の満足度が高まるオフィスづくりを心がけました。計画検討にあたり、すごくポップで楽しげなオフィスとか、洗練されたかっこいいオフィスとか、いろんな事例を見たのですが、どこかが突出するとその分、不快に感じる人も一定数は出てきてしまうと思います。

オフィスは多数の社員が利用するので、当然のことながらさまざまな感性を持った人が集まります。そうした多様性は私たちが価値を創出するための強みでもあり、この場で働く多様な人が、それぞれ満足度を高められるようなオフィスを目指しました。

また、DNP市谷加賀町第3ビルの周辺では、DNP自身が、緑豊かな樹木や植物を育てる「市谷の杜(もり)」という緑地を構築・運用しています。この「市谷の杜」と調和するように、ビル内にも木を感じられる場所がところどころにあるんですよ。コミュニケーションエリア以外では、地下2階にあるアトリウムから5階までの吹き抜け空間の壁面を木目にすることで、高くて大きい木が集まった杜のようなデザインに仕上がっています。

オフィスづくりの際も、建物の中で“杜が感じられる”ところがあっても良いと思って、木やグリーンにこだわりました。多くの人にとって心地良い空間をつくり出せる素材こそ、“生の木”なのではないかと考えています。

 

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