脱炭素社会に向けて日本政府は木材の利用を推進。それに伴い、オフィスや商業施設などの内装を木質化する企業が増えています。では、“木”を活かした空間は、そこで働く人にとってどのような効果を生むのでしょうか? グリーンデジタル&イノベーション株式会社の役員で、国産木材を使用したオフィス内装パッケージ「キイノクス オフィス」の企画・開発をされた石川玄哉さんに伺いました。 石川玄...
和歌山県、熊野の山にある「立木染(たちきぞめ)」の工房。そこには宝石と見紛うようなウッドアクセサリーが並んでいます。 有効利用されることなく、捨てられるだけの存在だった「間伐材」や「支障木」を染め上げ、神秘的な作品へとアップサイクルする「立木染」。そんな唯一無二の技術を継承した吉水栄樹さんに、立木染の成り立ちや作品づくりのこだわりについて伺いました。 吉水栄樹 プロフィール...
高知県と東京都を拠点に、自然と調和した新しいライフスタイルの提案や環境に配慮した作品づくりをしているアトリエ「土佐草木花」。 廃棄されるはずの「かんな屑」をアップサイクルしてつくられた「かなばフラワー」は、WOODコレクション(モクコレ)のオープニングセレモニーで胸章として付けられたり、Tokyo ALL JAPAN COLLECTIONに展示されたりなど、大きな反響を呼んでいます。 本物...
木工シェア工房ツバキラボの代表である和田賢治さんは、岐阜県立森林文化アカデミーの教員時代、未利用樹種「アベマキ」の木材利用に着手。美濃加茂市からの依頼で里山に群生しているアベマキを研究・加工し、机として生まれ変わらせる「アベマキ学校机プロジェクト」を立ち上げました。 利用価値が少ない雑木をアップサイクル「アベマキ学校机プロジェクト」とは? 木材として使えるようになったアベマキは、ツバキラ...
2014年から岐阜県美濃加茂市で実施されている「アベマキ学校机プロジェクト」をご存知ですか? 地元の里山で群生している未利用樹種「アベマキ」を使い、学校机の天板を作成。木づかいの思いが引き継がれていくことや木育の面などが評価され、ウッドデザイン賞優秀賞(林野庁長官賞)を受賞しました。 今まで木工用途としては見向きもされず、地元民にとって悩みの種だったアベマキが脚光を浴びるまでには、どんな物...